②派遣・フリーターとして働いた19〜21歳

前回高校を卒業してから正社員で工場勤務をした私は、1年半で工場を辞めることを選択。
次に選んだ仕事は正社員ではなくフリーターや派遣社員でした。

この頃は、車の維持費と遊ぶお金さえあればいいと思っていました。
稼いだお金は全額使い果たし、自由な時間とそこそこの収入があれば満足。
もちろん貯金なんて全くしていません。
実家暮らしだった私は、何も困ることはなかったのです。
一見「気楽」そうに見えるその生活は、長くは続きませんでした。

派遣社員は3ヶ月の期間満了ごとに勤務地を変えられ、人間関係もすぐにリセット。
私自身の存在や価値に、誰も目を向けてくれませんでした。
さらに現場の正社員からは「自分たちより時給が高い」という理由で煙たがられ、
決して居心地の良い環境ではありませんでした。

好きなことを仕事にしたフリーター時代

20歳の頃からハマっていたパチンコ業界に、アルバイトとして飛び込みました。
「好きなことだから続けられる」そう信じていましたが、現実は甘くなく、わずか3ヶ月でパチンコが嫌いになりました。

先述したとおり、正社員からは疎まれ、人間模様に疲弊していきました。
また、出玉が少ないことで苛立つお客様から八つ当たりされる日々。
誰からも感謝されないのです。


朝は希望に満ちた顔で来店したお客様が、帰りには寂しそうな表情で帰宅していく。
その姿を見て、パチンコもまた「ビジネス」であり、
お客様が使ったお金が自分の給料になるのだと痛感しました。
私はただ夢を見ていただけだったと、気づかされたのです。

友達との違いに気づいた22歳

そして22歳。大学へ行った同い年の友人たちが社会に出る年になりました。
正社員となった友人は昇給やボーナスを手にしている一方、
フリーターの私はシフトが減ればすぐに収入が不安定になる立場。
高校卒業後すぐに社会に出て4年が経っていたのに、
振り返ると自分には何も残っていませんでした。

「私の方が早く社会に出て働いているのに、なぜこんなに不安なんだろう?」
その違いに気づいた瞬間、自分の選択を深く後悔するようになりました。

“好きなこと”を仕事にする苦しさ

私はパチンコ店のアルバイトで学びました。
当時の私は「好きなことを仕事にすれば楽しい」と信じていましたが、
現実は全く違ったのです。

深夜勤務、厳しい接客、常連客からのクレーム。
遊びとして楽しんでいた世界は、働く場になった瞬間に“苦しい場所”へと変わってしまいました。

この経験から私は、
「好きなことを仕事にすること」と「楽しく働くこと」は別物なのだと気づきました。

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